Jumping Together

”石垣の村”が見えてきました。

 




 

ここは正式には戸川という集落です。

 

 

なぜ、石垣の村と呼ばれるのでしょうか?

 

 

その答えは

来てみればすぐにわかります。

 

 

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集落全体がきれいな石積みで形成されており、

さらに、すべての家に石垣と石蔵があるのです。

 

 

 

さて、

 

  

この戸川は

大正に牛馬の通る道ができるまで外部から孤立した集落でした。

つまり自給自足の生活を行っていました。

 

 

そして記録の上では、

この石垣は幕末、安政に築かれたものと言われています。

 

 

 

 

 

何が言いたいか。

 

 

 

 

 

この石垣、

 

 

 

 

 

すべて人力です。

 

 

 

 

 

...いやほんと、昔の人の力強さを感じます。

 

 

一体どれほどの数の、重さの石をどうやって運んだのでしょうか。

機械なしで。

 

 

この村に住んでいる方にお聞きしたところ、

大の男11人で運んだ石もあるとか。

しかも、最大で11mの石垣もあるとか。

 


今の人たちは(もちろん僕も含め)機械に頼りすぎているのではと思わずにはいられませんでした。

今なら親指の数センチの移動だけでこの石を持ち上げることができるでしょう。

もしかすると、これからそんな動きすらせずに持ち上げることができるようになる時がくるのかもしれません。

 

 

 


まあ、さておき、

 

 


 

この石垣の村、

石垣だけではありません。

 

 


なんと!




「日本の棚田百選」(農林水産省

「遊歩百選」(読売新聞)

にも認定されているのです!!

 



 

石垣の村...あなどれません...





話しおよび時間は戻りますが、





森林セラピーウォークが終わり、

 


棚田まつりでは

神楽奉納、棚田コンサート、餅まきが行われました。

 


なかでも一番印象に残ったのは、

餅まきです。

 

 

 

 

餅まきというのを初めて見たのですが...

 

 

 

 

なんて面白いイベントなんだ!

と思いました。

 



 

まず、お餅をつきます。

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左は町長です。

 


かわええ。

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帽子には”Jumping Together”、服には”Like Saturday”と書いてあります。

かわええ。

 


そして、お餅をまきます。

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ばらばらばら!!

 

 

僕はこれを上から見ていたのですが、

餅がぼこぼこ当たってるし、当たったところは白くなっているし、取りそこなった餅を必死に拾っている人がいるし...



大笑いしていました。

 

 

ごめんなさい。

 

 

でも、



こういうみんながバカになれるイベントは大好きです。

こういうイベントが村を元気にするのではとさえ思いました。



僕が外から来た人だとして、

このイベントに参加した人だとしたら、

また参加したいな、またこの集落に来たいなと思うと思います。










また、





言い忘れていましたが





この村は全7戸で構成されています。





村の盛り上がりは村の規模の大小だけに左右されるものではないのではないでしょうか?