やっと原付が乗れるようになりました!
日之影に来て10日が経ちました。
今日はこんな経験ができた!
明日はどんな経験ができるんだろう!
なんて考えるのがとても楽しいこの頃です。
さて、
昨日は”一心園”に行ってきました。
一心園は、有機栽培で育てた茶葉を昔ながらの窯入り製法(今ではとても珍しいみたい)でつくっているお茶園です。
甲斐一心さんがやっているお茶園だから一心園。
ちなみにホームページはこちらから。
どうです?
いい名前だと思いません?
一心さん。
だけど、名前以上にとてもいい方なんです。
考え方がとても好き。
一心さんに会えたってだけでも、日之影に来た甲斐があったと思います。
...。
......。
えー
ごほん。
ごめんなさい。
それでですね、
僕はずっと都会で過ごしてきました。
都会は”効率の良さ”がぎゅうぎゅうに詰まっているところです。
日本は高度経済成長期に入って、次第に経済効率が優先されるようになりました。
そして、今、その先頭を走っているのが都会というわけなんですが、
そこではだんだんと社会がお金を中心にまわるようになってきています。
お金を多くもっていることがすべてであると言わんばかりに。
でも...
お金がすべて?
価値=お金?
僕にはそうは思えませんでした。
そんなことを考えているときに、
一心さんは言いました。
「無駄のなかには楽しさが詰まっているよ」
まさに!!
と思いました。
どこに楽しさを見出すのかというのはその人の勝手ですが、
僕はその意見に賛成です。
さて、
自然は、
こんなに発展した世界においても、
人による制御がなかなかできないもののひとつです。
水が足りないので雨を降らせてください。
できません。
明日花見なので桜を満開にしてください。
できません。
花粉症が辛いので花粉を少なくしてください。
できません。
今では、ハウス栽培等、少しずつ制御できるようになってきていますが、
完全に乗りこなすことはできていません。
農業はこんな自然を相手にするもので、
制御できないものに効率を求めることはすごく難しいです。
つまり無駄はどうしても生まれてしまう。
一心さんは
この無駄な部分に楽しさがあると言うのです。
まあ、
効率が良くなることを否定しているわけではまったくないんですが、
無駄のなかに楽しさを見出せる人は素敵だと思います。
それに...
楽しく生きるか、つまらなく生きるかの二択なら、
僕は前者を選びたいです。
日之影では、今まで見過ごしてきてしまった無駄とされるもの、”楽しさの素”を見つけていければと思っています。
最後に僕の手。
もっと汚していきたいと思います。