祈りのかたち

注連縄には”境界”としての役割があり、

 

 

 

 

「ここからは悪いものは入れません」

「神さまがここにはいます」

 

 

 

 

などといった意味が含まれているとされています。

 

 

 

 

日之影では、

そんな意味をもつ注連縄を、

一年を通して玄関先に飾ります。

 

 

 

 

町を歩いてみると、各家に飾ってあるわけなのですが、

町から、なにか神妙な空気が漂っているようにさえ感じられます。

 

 

 

 

今となっては、

なぜこのような文化があるのか、

なぜそれが今まで続いてきたのか、

明確に知ることはできませんが、

 

 

 

 

今でも神さまを身近に感じ、そして、

”祈る”ということを大事にしていることは確かに伝わってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

家族が一年安全に暮らせますように

自然災害がなく、無事に収穫を迎えられますように

良き縁がありますように

 

 

 

 

 

 

「清々しいな」

と思いました。

 

 

 

 

ただ自分自身のお金や権力などの

欲を満たすだけのような祈りが

うすく広がっている現代において、

 

 

 

 

自分の力の及ぶ範囲を知り、祈りをささげる。

自分の利益でなく、自分の大切な人のために。

 

 

 

 

いいなあ、と。

僕は、この方向に正しさを感じます。

(まあ、なんでも行き過ぎは禁物だと思いますが)

 

 

 

 

そんな人々の祈りに

そっと寄り添うことができる注連縄やわら細工に携われること、

とても嬉しく思います。

 

 

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まだまだこれからという感じですが、

いつまでも今の気持ちを忘れずにがんばっていきたいです。